代表挨拶

代表インタビュー
建築士を目指したきっかけを教えてください。
中桐建築設計事務所は、父が昭和43年に創業し、50年以上、倉敷の街で建築設計を手がけてきました。
事務所と自宅が隣だったこともあり、幼い頃から建築の仕事がとても身近でしたね。
父が設計図を描いたり、お客様と打ち合わせをしている姿をいつも見ていたので、建築という仕事が特別なものというより、日常の一部のように感じていました。
気づけば、自分も「人の暮らしを支える家をつくりたい」と思うようになっていました。
建築士になろうと強く意識したわけではなく、自然と父と同じ道を選んでいたように思います。
やはり、父の影響は大きかったですね。
建築士以外の仕事を考えたことはありましたか?
実は、一時期プログラマーなどのコンピュータ関係の仕事に興味を持ったこともありました。
でも、やっぱり幼い頃から建築に触れ続けていたこと、そして「ものづくりが好きだったこと」が大きかったですね。
プラモデルを作るのが好きで、形あるものを自分の手で作る楽しさを感じていましたし、それが建築士という職業につながったのかもしれません。
建築士として、どんな時にやりがいを感じますか?
お客様との打ち合わせの中で、「こういう家に住みたい」という思いをお聞きし、それを設計として形にしていくことですね。
お客様にとっては、ずっと暮らしていく大切な住まい。
だからこそ、ご要望を丁寧にくみ取りながら、一緒に作り上げていく過程が楽しいです。
特に、完成した家を見て「想像以上でした!」と言っていただけた時は、達成感がありますね。
やっぱり、自分が関わった建物が、お客様の暮らしの舞台になるのは、何度経験しても特別な気持ちになります。
設計士として、一番やりがいを感じる瞬間です。
逆に、難しさを感じるのはどんな時ですか?
家づくりに、まったく同じ条件のものはありません。
土地の広さ、日当たり、周囲の環境、そしてご予算など、すべての条件が違う中で、どれだけお客様の理想に近づけるかを考えるのは、やはり難しいところですね。
でも、その難しさがあるからこそ、家づくりは面白いとも感じます。
制約がある中で、どのように理想を実現するか?そのプロセスこそが、建築の醍醐味だと思っています。
中桐建築設計事務所の建築設計のコンセプトは?
倉敷の地で50年以上、建築設計を手がけてきましたが、やはり“地域密着”というのは、この事務所の大きな強みであり、揺るがないコンセプトですね。
これからも地域に根付いた建築設計事務所として、お住まいの方々の理想の住まいづくりに貢献したいですし、クリニックや店舗などの設計、また教育機関などの公共施設の建築にも携わり続けたいと思っています。
長い歴史を持つ設計事務所ですが、だからといって昔のやり方に固執するつもりはありません。
歴史の積み重ねを大切にしながらも、新しい技術やデザインを取り入れ、時代に合わせた家づくりに挑戦し続けたいと考えています。
父から事務所を受け継ぎましたが、まだまだ私自身、代表としては若い方だと思っています。
だからこそ、これまで培われた歴史と経験を大事にしつつ、柔軟な発想とフットワークの軽さを活かし、より多くのお客様に「ここに頼んでよかった」と思っていただける建築を提案していきたいですね。
この街で育ち、この街の建築を支えてきたからこそできることがある。
そんな誇りを持ちながら、これからも地域の暮らしに寄り添った設計を続けていきたいと思っています。
古民家再生にも力を入れていますよね?
はい。古民家と聞くと、皆さんそれぞれに違ったイメージを持たれると思いますが、私が思う古民家の魅力は、やはり自然に囲まれた穏やかな雰囲気と、どこか懐かしさを感じさせる佇まいですね。
現代の建築にはない温かみや落ち着きがあり、時間がつくり出す独特の味わいがある。
それが古民家の最大の魅力だと思っています。
ただ、その魅力を活かしながら住み続けるには、やはり機能面の改善が必要になります。
古い建物は、耐震性や断熱性の面で課題があることが多く、そのままの状態では暮らしづらいことも少なくありません。
そこで、私たちは単に修復するのではなく、昔ながらの趣を残しつつ、現代の生活に合った住まいへとリノベーションしていくことを大切にしています。
当事務所は、耐震診断や補強・設計の実績が豊富ですので、「古い家を改装して住みたいけど、耐震性が不安」といったご相談にも、しっかり対応できます。
「壊して建て直す」のではなく、「活かして住み継ぐ」という選択肢もあることを、もっと多くの方に知っていただきたいですね。
長い年月をかけて育まれた古民家の魅力を守りながら、新しい価値を加えて、次の世代へとつなぐ。
そんな再生のかたちを、これからもご提案していきたいと思っています。
お客様との打ち合わせで特に大切にしていることは?
まず、ご家族のことをしっかりお聞きすることですね。
家は、10年、20年、時には一生住み続けるものです。
だからこそ、「今の暮らし」だけでなく、「未来の暮らし」も考えながら設計することを大切にしています。
具体的には、どんなことを意識されていますか?
例えば、お子様がいるご家庭なら、お子様の成長に伴って暮らし方が変わることを想定した設計にすることが重要です。
また、将来的にバリアフリーの視点を取り入れることも、大切なポイントですね。
せっかく建てる家だからこそ、住むほどに愛着が湧き、「建ててよかった」と思える家であってほしい。
そのために、お客様としっかり対話をしながら、一緒に理想の住まいを形にしていくことを心がけています。
最後に、これから家づくりを考えている方へメッセージをお願いします。
家は、ただの建物ではなく、家族の暮らしを支え、人生を育んでいく場所です。
だからこそ、お客様の“思い”や“こだわり”を大切にしながら、長く愛着を持てる家をつくることが、私たち建築士の役割だと思っています。
「長く住み続けても飽きない、むしろ年月が経つほどに愛着が増していく」
そんな住まいを、お客様と一緒に作り上げていきたいです。
これから家づくりを考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
“思い”と“こだわり”を、一緒にカタチにしていきましょう。
家は、人生の大半を過ごす大切な空間です。
10年、20年、そして一生住み続けるからこそ、心から愛着を持ち、快適に暮らせる家であってほしい。
その想いを実現するために、私たちはお客様一人ひとりの“思い”と“こだわり”に寄り添い、理想の住まいを形にしています。
打ち合わせでは、ご家族の構成やライフスタイルをじっくりとお聞きし、20年、30年先の暮らしを見据えた設計を心がけています。
日当たりや風通し、居心地の良さなど、住まいに求める大切な要素を一つひとつ丁寧に確認しながら、お客様と一緒にイメージを膨らませていく。
この時間こそが、理想の家づくりの第一歩だと考えています。
当事務所は、昭和43年の創業以来、倉敷の地で50年以上にわたり、住宅設計からリノベーション、耐震診断・補強、さらには公共施設の設計や古民家再生まで、多彩な建築を手がけてきました。
その長年の経験を活かしながら、これからも「暮らしやすさ」と「愛され続けるデザイン」を大切にした家づくりに取り組んでいきます。
住むほどに愛着が深まる家を、お客様とともに創り上げることが私たちの喜びです。
これから家づくりを考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの“思い”を形にするお手伝いをさせていただきます。